BCG

種類:生ワクチン・定期接種

予防する病気:結核

BCGワクチンは、現在実用化されている唯一の、結核の予防に有効なワクチンです。乳幼児に対する結核の予防や重症化の予防の効果が広く認められています(有効率は約75%と言われています)。効果は10年以上維持されます。

乳幼児が結核菌に感染すると、極めて発病する率が高くなります。そのため血液に結核菌が流れて全身に結核菌が広がる「粟粒結核(ぞくりゅうけっかく)」や髄膜炎になりやすいため予防する必要があります。

接種時期

生後11か月(1歳未満)までに1回接種します。生後5ヶ月から7ヶ月くらいの接種がおすすめとされています。

回数

1回のみ

注意すること

生まれつき免疫が弱い先天性免疫不全症の赤ちゃんには接種するこができません。先天性免疫不全症の場合、菌が全身に回り感染を起こす場合があるからです。しかし先天性免疫不全症の診断はなかなかつけにくいこともあり、生後3か月未満での接種はおすすめできないことからも、生後5ヶ月以降からの接種がすすめられる理由でもあります。

(結核患者が多い地域ではもっと早い接種が推奨される場合もあります。)

接種方法:スタンプ式

接種自体はスタンプ方式の接種で、細い9本の針(管針かんしん)が付いたはんこのようなものを押すように腕にグリグリと押さえつけての接種です。2箇所に押すので針の跡は18個。

接種後、接種部位が乾くまで触ってはいけないので注意しましょう。

副反応

じんましん、発疹などのアレルギー症状。

また2~3週間後に接種部位が腫れたり膿がでる場合もありますが、数ヶ月で自然に治ります。

接種して1~2か月してから脇の下のリンパ節が腫れてくることがありますが、これも数ヶ月で小さくなる場合がほとんどです。

BCGで起きうるコッホ現象について

BCG接種後早期(10日以内)に接種部位に強い反応が出てしまうことを言います。接種時に既に結核に感染していたことが考えられます。このような症状が現れたら、すぐに医療機関に相談して下さい。

ワクチンの成分
 → BCGの成分についてを御覧ください