阪大微研(インフルエンザワクチン成分)

チメロサールが入っていないワクチンを作っているのは、北里第一三共と阪大微研の2社のみです。

北里第一三共と阪大微研の0.5mL、0.25mLシリンジにはチメロサールが入っていません。

阪大微研では3種類(1mLバイアル製剤、0.5mLバイアル製剤、0.5mLシリンジ製剤)が作られています。

0.5mLバイアル製剤と0.5mLシリンジ製剤にはチメロサールが入っていません。

 

一般的名称:インフルエンザHAワクチン

製造販売:一般財団法人 阪大微生物病研究会

販売:田辺三菱製薬株式会社、MSD株式会社

販売名:ビケンHA(1mL)、フルービックHA(0.5mL)、フルービックHAシリンジ(0.5mL)

販売開始:ビケンHA(1mL)1972年9月、フルービックHA(0.5mL)2005年9月、フルービックHAシリンジ(0.5mL)2008年12月

薬効分類名:ウイルスワクチン類

概要:

インフルエンザワクチンは発育鶏卵で培養して作られています。その為卵アレルギーのある子供は注意が必要です。

本剤は、インフルエンザウイルスのA型・B型株をそれぞれ個別に培養し、増殖したウイルスを含む尿膜腔液を濃縮して精製した後、ウイルス粒子をエーテル等により処理して分解・不活化したHA画分に、リン酸塩緩衝塩化ナトリウム液を用いて規定の濃度に混合し調製して作られてたワクチンです。

効能・効果:インフルエンザの予防

用法・用量:

  • 6ヶ月以上3歳未満:0.25mLを皮下におよそ2~4週間の間隔をおいて2回注射
  • 3歳以上13歳未満:0.5mLを皮下におよそ2~4週間の間隔をおいて2回注射
  • 13歳以上:0.5mLを皮下に、1回(又はおよそ1~4週間の間隔をおいて2回注射)

*本剤は1mL・0.5mL(バイアル・シリンジ)の2種類の用量で作られているので、それぞれの成分量を記載します。

組成:本剤1mL中の成分

有効成分:(2014-2015)

  • A型株
    A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09 HA含有量(相当値)は、1株当たり30μg以上
    A/ニューヨーク/39/2012(H3N2) HA含有量(相当値)は、1株当たり30μg以上
  • B型株
    B/マサチュセッツ/2/2012 HA含有量(相当値)は、1株当たり30μg以上

添加物:

  • (緩衝剤)リン酸水素ナトリウム水和物 3.53mg
  • (緩衝剤)リン酸二水素ナトリウム 0.54mg
  • (等張化剤)塩化ナトリウム 8.50mg
  • (保存剤)チメロサール 0.008mg

組成:本剤0.5mL中の成分(バイアル、シリンジ製剤どちらも同じ)

有効成分:(2014-2015)

  • A型株
    A/カリフォルニア/7/2009(H1N1)pdm09 HA含有量(相当値)は、1株当たり15μg以上
    A/ニューヨーク/39/2012(H3N2) HA含有量(相当値)は、1株当たり15μg以上
  • B型株
    B/マサチュセッツ/2/2012 HA含有量(相当値)は、1株当たり15μg以上

添加物:

  • (緩衝剤)リン酸水素ナトリウム水和物 1.765mg
  • (緩衝剤)リン酸二水素ナトリウム 0.27mg
  • (等張化剤)塩化ナトリウム 4.25mg

副反応:

  • 過敏症:接種直後から数日中に、発疹、蕁麻疹、湿疹、紅斑、多形紅斑、そう痒等があらわれることがある。
  • 局所症状:発赤、腫脹、硬結、熱感、疼痛、しびれ感、小水泡等を認めることがあるが、通常、2~3日中に消失する。なお、蜂巣炎に至った症例の報告がある。
  • 全身症状:発熱、悪寒、頭痛、倦怠感、一過性の意識消失、めまい、リンパ節腫脹、嘔吐・嘔気、腹痛、下痢、食欲減退、関節痛、筋肉痛、咳嗽、動悸等を認めることがあるが、通常、2~3日中に消失する。
  • 神経系障害:顔面神経麻痺等の麻痺、末梢性ニューロパチー、失神・血管迷走神経反応、しびれ感があらわれることがある。
  • 眼障害:ぶどう膜炎があらわれることがある。

重大な副反応:

  • ショック、アナフィラキシー(0.1%未満)
  • 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(0.1%未満)
  • ギラン・バレー症候群(頻度不明)
  • けいれん(頻度不明)
  • 肝機能障害、黄疸(頻度不明)
  • 喘息発作(頻度不明)
  • 血小板減少性紫斑病、血小板減少(頻度不明)
  • 血管炎(アレルギー性紫斑病、アレルギー性肉芽腫性血管炎、白血球破砕性血管炎等)(頻度不明)
  • 間質性肺炎(頻度不明)
  • 脳炎・脳症、脊髄炎(頻度不明)
  • 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
  • ネフローゼ症候群(頻度不明)