扁桃腺切除の手術について

以前に扁桃腺肥大について書きましたが(扁桃腺肥大について)、今回はその続きとも言える扁桃腺肥大による手術について書きたいと思います。

各医療機関によって、手術のやり方等はそれぞれ違う部分もあると思いますが、うちの子供の場合を書かせてもらいますので、子供の扁桃腺肥大で悩んでいるお父さん、お母さんの気持ちが痛い程わかるので、少しでもお役に立てれたらと思います。あくまでも参考として読んで頂ければうれしいです。

手術適用:

扁桃腺は子供のときに大きさがピークになるとされていて、だいたい5~7歳の頃が最も大きくなると言われています。その後徐々に小さくなっていくとされていますが、大人になっても扁桃腺が大きいままの方もいるので、正直それは大人になってみないとわからないでしょう。

子供の扁桃腺の手術が適用となるのは、まずイビキをかいたり、睡眠時無呼吸の症状や陥没呼吸があったりという呼吸の問題と、昼間ぼーっとして集中力がない場合や食が細いなどが挙げられます。慢性扁桃炎などで扁桃腺が原因の熱がよく出る場合や、中耳炎や副鼻腔炎によくなり、治ってもまたなってしまったりと難治な場合、溶連菌の健康保菌者で、腎臓など他臓器への影響の恐れがある場合などです。

扁桃腺切除による免疫力について:

現在では、少なくとも4歳以上では、免疫機能の低下は認めないという考え方が主流になっています。扁桃腺を取っても、他のリンパ組織が補うからです。しかし、3歳以下では、手術をすることによって逆に周りの扁桃組織が増えてしまう代償性肥大という現象が現れる場合があるので、ひどい呼吸障害がない場合は、3歳くらいまでしばらく様子を見ることが多いです。

世間では、扁桃腺を取ったら菌やウイルスをブロックしてくれなくなって、直接体の中に入るので肺炎になりやすくなったとか、免疫力が弱くなるとか、扁桃腺は取ってはいけないとか、根拠のない答えがたくさん返ってきます。ちなみに、これらも主治医に確認してみましたが、全く関係ないとの回答でした。

小学校入学前後では、気管支への影響や急性扁桃炎の程度と耳や鼻などを総合的に判断して手術の必要かどうかを考えます。アメリカでは、日本とは違い積極的に手術が行われているようです。それは、ハンディキャップを手術で取れるのであれば取ってしまおうという、クオリティ・オブ・ライフの考え方ですね。

手術時の麻酔:全身麻酔

これは安全に確実に扁桃腺を切除するためには必要なことだと思います。

子供の場合、手術前の麻酔の匂いが、バニラやイチゴなどいろいろな匂いを子供が選べる医療機関もあるようです。

麻酔の仕方:

まず、手術の1時間くらい前に、導入の睡眠剤として、粉薬を飲んで寝ておきます。この時点に眠った場合はそのまま手術室に行くので、麻酔の匂いが何かもわからないままですが、薬を飲んでも眠らなかった場合は、起きたまま手術室に行くことになるで、麻酔の匂いも何かわかります。

手術のメリット:

うちの子の場合は、血行が良くなったのか、ちゃんと呼吸が出来るようになって酸素が体に行き渡るようになったのか、顔色が良くなり、(前に少し青白かった)、手のむくみも取れました。これが直接扁桃腺と関係あるのかどうかはわかりませんが、手術後の変化でした。前はあまり食べない子で体も小さかったですが、よく食べるようになり、身長・体重が増えました。

なにより、ちゃんと寝られる、熟睡できるということがうれしかったです。もちろんイビキはかかなくなりました。

手術のデメリット:

まず1週間程度の入院の必要があることと、全身麻酔であることです。やっぱり小さな子供に全身麻酔は心配になるものです。

イビキなどの呼吸系の問題の場合、扁桃腺やアデノイドだけが原因でないこともないとは言えないので、そのときは手術してもイビキは治らなかったりということもあるようです。

 

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>