新しいインフルエンザワクチンが誕生するかも??

A・B型にかかわらず、どんな種類のインフルエンザにも効く新しいワクチンができる可能性が出てきました。

ニューヨーク州(アメリカ)のマウントサイナイ医科大学を中心とする研究グループが、ジャーナル・オブ・バイロロジー誌オンライン版で2015年1月14日に報告したそうです。これはうれしいニュースです。

現在使用されているワクチンは、流行時期の何ヶ月も前にWHO(世界保健機構)が、その年に流行るインフルエンザの型を推測決定して、それを元に各製薬会社がワクチンを作っています。そのため、流行までに感染を繰り返しながらウイルスが変異していくので、ワクチンに入っているものとは全く違うものになっていることも珍しくありません。これではワクチンの意味がないからワクチン接種しないという方も多いでしょう。

そこでこの現行のインフルエンザワクチンの弱点を解消できうる革新的な新技術が登場するかもしれないのです。それが広域中和抗体というものです。抗体とはウイルスなど異物に抵抗するために人がもともと持っていますが、この効果をワクチンに応用して、どのタイプのウイルスにも対応可能な新しいタイプのワクチンを作るというものです。

広域中和抗体とは、ウイルスが持つタンパク質の一つで、ウイルスの型にも関係する「ヘマグルチニン分子」の保存領域を認識するので、どの型のウイルスでも持っている部分にとりついて、どんなウイルスにも効果を示すことができます。そして研究グループによると、この抗体は、複数の種類の抗体を使った方が単一よりも感染を抑える力が数倍高くなることを示しています。また抗体のタンパク質は単独でいるよりも、ペアにした方がさらに効果が高まることも分かっています。

いつかはわかりませんが、将来的に複数の種類の抗体をそれぞれペアにしたワクチンが登場するかもしれないというニュースです。そうなれば、インフルエンザワクチンが効かないという状況がなくなることも可能ではないでしょうか。

参考文献:

Gill J et al.Overcoming Cancer in the 21st Century.University College London School of Pharmacy.2015 Jan 14.

http://www.ucl.ac.uk/pharmacy/departments/practice-policy/VF_Embargo.pdf

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